エコノミークラス症候群とは

長時間座席に座り、姿勢を変えない状態が続くことで足や腕の静脈に血栓ができ、
それが原因でさまざまな症状を引き起こす病気。
長時間、座席に座ったままの状態を強いられる国際線の航空機で
多発したためエコノミークラス症候群と名付けられた。
正式名称は静脈血栓塞栓症。

 

ファーストクラスやビジネスクラスに乗っている人もエコノミークラス症候群にかかるが、その頻度はエコノミークラスの乗客に圧倒的に多い。

 

必ずしも飛行機に乗っているときだけに起きる症状ではない。
同じ姿勢で長時間いるとどんな場所でも起こりえる。
航空機以外でも、長距離列車、長距離バス、長距離船舶や観劇、パソコンなど長時間一定の姿勢を続けていると同様の症状になることも。

 

 

エコノミークラス症候群で起こる症状

同じ姿勢で長時間座っていると圧迫で静脈中の血の流れが悪くなり、
血栓ができ、血管壁に付着する。
その後、座席から立ったりすると血管壁に付着していた血栓がはがれ、
●肺に達すると肺の血管を詰まらせて急性肺動脈血栓塞栓症を引き起こして
呼吸困難に陥ったり、
●血栓が脳に移動して血管を閉塞させると脳塞栓、
●心臓の血管を閉塞させると急性心筋梗塞を引き起こす。

 

最悪の場合には死に至る。

 

 

エコノミークラス症候群の予防

飛行機の中では、長時間同じ姿勢で座席に座っていることが多く、機内は乾燥していて、
多くの水分が失わやすい。
また、アルコールやコーヒーを摂取すると利尿作用でさらに脱水状態になり易い。
トイレに一度も席を立たなかった人は運動不足で血栓ができやすくなる。

 

足のむくみを感じたら、血行をよくするために運動をしたり、機内を歩いたり、
水分補給を行うことで予防できる。
アルコールやカフェインなどの摂取は血栓を作りやすくなるのでほどほどに。